「新しいPTAを考える会②」が開催されました!!

2013年07月18日 23:00

テーマ「教育振興費」

参加者

10:00(朝編):保護者13名/職員0名 合計13名

19:00(夜編):保護者10名 / 職員12名 合計22名

レジメ&資料

新しいPTAを考える会②レジメ.pdf (153,9 kB)
新しいPTAを考える会②資料.pdf (486 kB)

 

 「新しいPTAを考える会②」が開催されました。前回同様に今回も(朝編)および(夜編)の同内容にて2回開催されました。今回のテーマは「教育振興費」です。

 「教育振興費」とは、市教委から割り当てられている公費予算で賄いきれない分について、保護者からの私費で補っているものです。本来は、学校運営に関わるお金を保護者が負担する事は、

【日本国憲法第二十六条2】

すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。」や

【学校教育法】

「第五条  学校の設置者は、その設置する学校を管理し、法令に特別の定のある場合を除いては、その学校の経費を負担する。

に反するとも思えますが、事実、沖縄県のみならず、全国のほとんどの公立校には公費を補う保護者からの私費が存在します。今年度、識名小学校PTAはPTAをこれまでの「自動加入≒強制加入」を改め、「任意加入のPTA」とします。

 これまでPTA予算に「学校協力金」として含まれていた費目を、「教育振興費」として、「PTA予算」とは会計を別に分けなければならない。「新しいPTAを考える会」は、これまで例年踏襲で行われたて来た活動を見直して、保護者、教職員にとって、無理のないPTAをあり方を考える会です。

 

(朝編)要約

 ・保護者は教育振興費は、市の教育予算が厳しく、十分な予算が無い状況の中、子どもたちの為の支出は仕方がない。

 ・教育振興費の管理は、学校側でやって欲しい。教師が出来ないのであれば、県事務で対応できないか。

 ・徴収は全児童に対して行い、未納者に対しては督促もするべき。

 ・徴収方法は教材費などを徴収している校納金と同じ扱いにすればいい。

 ・徴収金は納めやすい金額にして、一括徴収がいい。

 

新しいPTAを考える会②_朝編)【発言録】.pdf (229833)

 

(夜編)概要

 教育振興費については、これまでの項目を見直し、本当に必要な項目を確保し、保護者の負担の少ない教育振興費にしましょうと言う考えなのだが、校長と教頭からは、「学校協力金予算を減らす事は、子どもたちの学校生活に影響する」との意見があり、学校に対する協力金が減る事に対して、かなりの危機感を持っていると思える。しかし、割当された公費予算額について、なにが不足しているのか具体的な説明はなく、「子どものため」、「支え合い」などの抽象的な発言に終始していた。資料として提出された昨年度のPTA決算書の「学校協力金」の費目には、無くなっても児童に直接的に影響を及ぼす費目はなく、むしろ直接的に影響が出る費目は、「接待用の湯茶費」や、「教職員の研修費」であり、「こどものため」ではなく、「学校、教職員のため」ではないかと感じた。

 「教育振興費」については、しっかり話し合いたいので、「新しいPTAを考える会」とは別に、「教育振興費検討委員会」を設けて検討したいと言う意見に対しても、教頭からは「校長と会長のトップで決めればいい」、「学校協力費に無駄な支出や、不正な支出はないので、内容を再検討する事に意味はあるのか」等、「新しいPTAを考える会」の主旨を理解していないような意見が、校長や教頭から出されたのは残念でならない。

 結果としては、「教育振興費検討委員会を設けてみんなで検討する」と、「校長、会長、教頭、教務主任、前P事務で検討する」と言う二つの案で、多数決を取った結果、3対19で「教育振興費検討委員会」を設ける事に決まりました。

 

新しいPTAを考える会②_夜編)【発言録】.pdf (314445)

 

 保護者だけの(朝編)は、和やかな雰囲気の中で、保護者の皆さんが忌憚のない意見を述べ話し合いが進められました。改革に対しては前向きに、よりよい形にしたいという気持ちが感じられました。(この場に職員がいたら、また違った雰囲気になっていたかもしれませんが)。保護者だけだったので、職員に対して、偏った意見になりがちではありましたが。

 一方で、教職員と保護者が参加した(夜編)は、(朝編)とは異なり、管理職(校長、教頭)v.s.(会長)という構図となり、参加していた他の保護者、教職員からの意見があまりありませんでした。

 それでも結果として、先生方が管理職の意見に同調せずに、「教育振興費検討委員会」を設ける事に賛成していただけた事に、一人P会長は深く感謝いたします。

この改革を機に、保護者と職員が遠慮なしに、自由に、意見を言い合い、話し合える場を「新しいPTA」で設けていきたいと思います。

 

次回「新しPTAを考える会③」は8月15日です。テーマは「学級委員・専門部活動」です。

この会は、識名小学校の全ての保護者、教職員が参加できます。多くの皆さんのご参加をお待ちしています。