平成25年度活動方針

2014年06月22日 11:42

平成25年度 識名小学校PTA 活動方針について

識名小学校PTA会長

福 里 浩 明

 平成25年度識名小学校PTA会長になりました、福里浩明(3年1組 福里臨丸の父)です。私は平成20年~22年の3年間にPTA会長、平成23年~24年はPTA副会長として識名小学校PTAに関わって来ました。今回2回目のPTA会長となります。

 5年前のPTA会長就任の際は、PTAの目的、活動についてほとんど知識がありませんでした。最初にしたことはインターネットでの情報収集です。いろいろとPTAについて調べていくうちに、「PTAは任意加入の組織」であるという事をしりました。ご存じでしたか?PTAは任意加入であるべき組織なのです。識名小学校のPTAはこれまで「自動入会」でした。識名小学校の保護者の皆さんはPTA会員であることの自覚をお持ちでしょうか?毎月あるいは年間に支払っているPTA会費の金額を把握していますか?PTAがどんな活動をしているのかご存知でしょうか?

 ”PTAの目的は、「会員である保護者と教師が子供達の健全な育成と幸福を目指してお互いに学習し合い、その学習に基づいた活動を一緒に進め、よい保護者、よい教師になるように努めることにあり、その成果を家庭教育や学校教育に役立てると共に、お互いの協力によって地域社会の環境づくりや子供の生活の充実のための活動を活発に進めることにあります。」会員は自由参加が原則ですが、PTAの目的をよく理解し、識名小学校に在籍する児童の保護者と教師(職員)がPTAの目的に賛同し、全員が会員になることが望ましいあり方です。(H21,H22年度PTA総会資料 PTA活動方針より)”

 

 要するに「PTAは子どもの健全な成長をはかることを目的とした団体でありその目的を達成するために会員相互が学習活動など必要な活動を行います。学習活動とは、単に「学ぶ」「理解する」だけではなく、そのうえに立った実践活動をも含む広い活動を意味しています。

 

 この五年間は「自動入会≒強制加入」を容認しつつPTA活動を行ってきました。しかしながらその間、「PTAは任意加入」であるとの大前提が頭から離れることはありませんでした。今年度再びPTA会長を引き受けるにあたり、識名小学校PTAの改革を行うことを決意し、下記の3項目を実施していきます。

 

1.任意加入の実施

   本来PTAは任意参加の団体であり、その活動は会の目的に賛同し入会した会員が、「出来る時に、出来る事を、出来る範囲で」の気持ちで参加するボランティア活動であり、義務や強制による活動ではない。従って児童の入学と共に自動入会とする方法は改めなければならない。

 

①    会員になることができるのは、識名小学校に在籍する児童の保護者及び教師・職員とする。

②    この会に入会する者は入会届を提出し、会費を納めることとする。

③    この会を退会する者は退会届を提出すること。

④    入退会はいつでも自由に行えること。

 

2.PTA会費について

  これまでPTA会費から負担していた公費で賄うべき支出は、新たに「教育振興費」を設けてPTA会費とは区別しこれを当てる。「教育振興費」は識名小学校に在籍する児童全員を対象として徴収し、その予算計画、執行及び決算報告は教職員が行う。PTA会費は原則としてPTAの活動費にのみ使用する。

 

3.活動・組織の見直し

                ①    PTAは任意加入する団体。PTA≒保護者会しかしPTA≠保護者。

                    ②    PTAよりも学級活動を重視。保護者会活動の延長線上にPTA活動を展開するのが理想形。

                    ③    PTA活動の基本は学びの場である事。学級活動を基本とし、講演会や学習会、専門部活動

     サークル活動、ボランティア活動(学校支援)等を通して  学ぶ機会を広げる。

④    人手が必要な活動はボランティアを募集して運営していく。

 

⑤    必要に応じて校外活動(市P連、青少協、自治会など)への参加。

 

以上をふまえ、これまでの活動を見直していきます。

 

 今回の改革は、昨年創立50周年を迎えた識名小学校の歴史の中で、例のない大改革です。とうてい私一人の力でなしえる事ではありません。識名小学校の保護者、教職員の皆様の協力が必要です。今回の改革にあたっては多くの解決しなければならない課題があります。これらの課題を確認し、検討、議論する場として、「新しいPTAを考える会」を開催する予定です。多くの皆様の参加をお待ちいたしています。